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車載・オーディオミニコンに最適な濁りの無い明瞭度の高い音質を再現する薄肉振動版スピーカ  パナソニック エレクトロニックデバイスは樹脂に長繊維を混練した繊維ハイブリッド樹脂を用いた薄肉振動板スピーカを開発した。高結晶タイプのポリプロピレン樹脂に繊維長さ３ミリの長繊維を均一に分散させる水を活用した混練、分散技術を開発し、射出速度の速い薄肉射出成形機で厚み0.2-0.3ミリの薄肉振動板を高速成形できた。 内部損失が同社従来品の約２倍0.07と高く、濁りのない明瞭度の高い音質再現を実現。比重も0.95と従来のマイカｐｐより約２０％軽いため、剛性が上がり多様な製品仕様や音作りが可能となった。 車載用のほか、ハイファイオーディオミニコン用に供給する。０６年２月からサンプル出荷を開始し、同年末から量産に入る。価格もマグネットの軽量化が可能となることから、トータルコストでは若干のアップ程度に抑えられるとみている。車載用は口径６×９インチまで、オーディオ用は同φ２０センチメートルまで供給できる。 ユーザーの要望する音質に合わせてマイカやタルク、黒鉛などの無機質フィラーを混練することもでき、多様な音質の振動板スピーカを供給できる。 |
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