電波プロダクトニュース
050603_02
HDDベースの携帯デジタルオーディオ向け低消費電力で画像再生も可能なチップセット フィリップスは、ハードディスク(HDD)ベースの携帯型デジタルオーディオ向け半導体「PNX0106」のサンプル出荷を、7月に開始する。画像再生などの機能や、低消費電力が特徴で、価格は1万個受注時12ドル。「1万円以下の製品を実現するチップセット」(同社)。量産開始は10月を予定。 新製品はMP3、DTS、AAC、WMAなど、各種音楽フォーマットに対応するほか、デジタル画像や、簡単なビデオクリップの再生など、マルチメディア機能をサポートする。 チップサイズは、12ミリ角、高さ1ミリと小型。オーディオ再生時の消費電力は60ミリワットで「800ミリアンペア/hのバッテリであれば、45時間の連続再生が可能」(同社)。 32ビットARM926EJ-Sプロセッサ、オーディオ処理専用DSPを内蔵。2つの液晶ディスプレイインターフェイスをはじめ、USB2.0やブルートゥースなど、各種インターフェイスを搭載。ビデオエンコーダを組み合わせることで、テレビへ出力できる。 オーディオインターフェイスは、ステレオ対応のライン入出力・ヘッドホンアンプなど。2つの汎用タイマーやクロック周波数を選択可能な2つのクロック出力なども搭載する。 QCIF(176×144画素)30フレーム映像対応LCDパネル、20ギガバイトHDD、FMチューナモジュールなどを搭載した評価ボードも同時に販売する。 日本法人のスコット・マークォート半導体事業部長は「携帯電話への実装も含めて、いろいろな可能性がある製品。日本のセットメーカー各社に対して提案を行う。08年には(携帯型デジタルオーディオの分野において)30-40%程度のシェアを見込んでいる」としている。 |
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