電波プロダクトニュース
050527_01
ノートPCのリチウム電池の充放電制御用2素子内蔵PチャンネルパワーMOSFET ルネサス テクノロジはこのほど、ノートPCのリチウムイオン電池の充放電制御用に、低損失のまま実装面積を半分に削減できる2素子内蔵PチャンネルパワーMOSFET「HAT1139H」を製品化、30日からサンプル出荷を開始する。サンプル価格は105円。8月から当初月2万個で生産を開始し、06年8月から月100万個で量産の予定。 新製品は、微細プロセスの採用によるセル構造の高密度化、最適化とLFPAKパッケージの2素子内蔵版の開発により、実装面積を半減している。耐圧はマイナス30ボルト、駆動電圧は-4.5ボルト。オン抵抗は7ミリオームとなっている。 同社SOP-8サイズの2素子内蔵品のオン抵抗に比べ、約30%低減。このため、充放電制御回路を低損失のまま小型化できる。 今回採用したパッケージは、低損失で実績のあるLFPAKを2素子内蔵用に新開発したもの。ボンディングにワイヤを使わないワイヤレス構造により、ワイヤに起因する抵抗成分やインダクタンスを極限まで抑えることが可能である。 今回の2素子対応では、各素子のドレインを共通接続して、1チップ化した構造としている。これにより、寄生抵抗とインダクタンス成分を極限まで抑えることを可能にした。 今後は、2素子内蔵版の展開として、耐圧マイナス20ボルト製品のバリエーションを増やし、幅広いバッテリ電圧に対応させていく予定。 |
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