電波プロダクトニュース
050523_03
銀塩写真技術を応用したプラズマディスプレイパネル向け電磁波シールドフィルム 富士写真フイルムはこのほど、需要が急増しているプラズマディスプレイパネル(PDP)向けに、銀塩写真技術を応用した電磁波シールドフィルムを開発した。今後、量産のための開発を進め、06年から本格的に事業を展開していく。 PDPは、パネル本体から発生する電磁波を防ぐために、パネル前面に電磁波シールドフィルムが装着されている。 同社が開発した電磁波シールドフィルムは、これまで写真・印刷・医療などで培ってきた銀塩写真技術を応用し、透明フィルムの上に、銀塩による微細なメッシュパターンを形成したもの。高感度の銀塩を利用することで、デジタル露光により自由なメッシュパターンを描くことができ、大きさや精細度など、パネルの仕様に応じて柔軟に対応できる。また、現像された銀の黒みを生かした電磁波シールドフィルムのため、画面上でよりリアルな黒色を表現でき、光の透過率も優れている。 生産は、従来方式に比べシンプルな製造工程を実現しており、将来的なコストダウンと安定供給が可能としている。ロールフィルム形態で供給できるため、パネルの反射防止加工などの複合化も容易である。 なお、この製品は、24日から米国ボストンで開催されるSID2005で展示される予定。 |
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