電波プロダクトニュース
050516_03
立体回路構造により、31平方ミリで1ギガビットを実現したOTPメモリー 米マトリックス・セミコンダクタ(デニス・シーガス社長兼CEO)は、3D(立体)回路構造による31平方ミリメートルという世界最小のダイで、1ギガビットという超高密度を実現したメモリー「Trinity」を開発、近くサンプル出荷を開始する。量産出荷は、今夏から。 新製品は、立体回路における各レイヤを異なる幾何パターンで処理し、統合する「ハイブリッド・スケーリング」と、「セグメンテッド・ワードライン」という2つのアーキテクチャ採用により、メモリー容量をシリコン面積を増やすことなく従来品に比べ倍増している。 メモリーはシリコンの表面積により集積回路のコストを左右する。同社の3D構造は高層化によってコストを引き下げ、密度を向上させるもので、新製品は最下層を標準的なCMOSとする“4層構造”。 0.15マイクロメートルの設計プロセスを使用。 同社の3Dメモリーは、OTP(1度のみの書き換え可能な高密度な不揮発性メモリー)で、従来の標準的なメモリーとの完全互換性がある。 市場への早期参入可能と低価格を特徴にデジカメ、PDA、携帯電話などのポータブル機器用として、現在、月100万個を出荷している。 日本市場に対しては、このほど販売代理店として「イノテック」と契約、本格的な販売、ビジネスサポート活動を展開する。 |
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