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高分解能を要求される用途向け処理能力毎秒100メガサンプルの16ビットADC  米アナログ・デバイセズ社（ＡＤＩ）は、毎秒１００メガサンプルの１６ビットＡＤコンバータ「ＡＤ９４４６」のサンプル出荷を開始した。量産開始は９月で、価格は１千個受注時79.90ドル。 新製品は、システム全体の信号劣化の要因であるアパーチャジッタ（アパーチャ時間の不正確さ）を低減する独自の回路を搭載。６０フェムト秒と、一般的なＡＤＣの５０％程度にまで低減した。 これにより、入力信号の波形をよりよくとらえることができ、ＳＮ比８０デシベル、ＳＦＤＲ（スプリアスフリーダイナミックレンジ）９０デシベルの業界トップレベル性能を実現した。 また従来に比べ、ＡＤＣ前段でのノイズ低減の要求が少なくなるため、部品点数の削減が可能となる。 次世代携帯電話向け基地局や、試験測定機器、産業用機器など、高分解能と高速サンプルレートが求められている各種用途での受注を見込む。 ＡＤ９４４６と同様のアパーチャジッタ改善回路を搭載した１４ビット品として、毎秒１２５メガサンプルの「ＡＤ９４４５」（１千個受注時59.50ドル）も同時にサンプル出荷を開始。 入力周波数３００メガヘルツで８０デシベルを超えるＳＦＤＲと72.5デシベルのＳＮ比を実現。従来に比べ、高い中間周波数（ＩＦ）でシステム全体のノイズを低減し、携帯電話基地局の受信機性能を改善できる。 両製品ともに、パッケージは１００ピンＴＱＦＰ。パラレル低電圧作動方式出力と、出力クロックを備えており、デジタル処理部品とのインターフェイスを簡素化できる。 |
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