050421_03
デジカメ・携帯機器向けDSP内蔵の画像処理システムLSI  富士通はこのほど、デジタルカメラ向け画像処理システムLSI「MB91386」と「同91387」、携帯機器向け同システムLSI「MB91388」を開発、20日から出荷を開始した。サンプル価格は、いずれも4000円。販売目標は、3品種合計で月10万個を予定している。 新製品は、MPEG4処理機能に加え、新たに音声処理用の専用プロセッサ（DSP）を内蔵することで、従来品種と比較し、動画撮影時の音声品質を格段に向上させている。また、CCDセンサーの構造上発生する画素のキズや色ムラを自動的に補正する処理や、動画撮影中の画像を効率よくディスプレイに出力させる処理を可能にしている。 これにより、高音質・高画質の音声付き動画処理を実現し、ディスプレイへの表示速度を30%程度改善している。また、様々な周辺回路を内蔵しているため、部品数を減らすことができ、多機能化や小型化、さらには開発期間の短縮が可能になる。 MB91388は、携帯機器向けに特化させたもので、周辺デバイスとして動作させるためのSlaveインターフェイスを搭載している。画像処理能力は、MB91386/91387と同等の性能を持つ。 |
||||||||||||