電波プロダクトニュース
050418_03
シリアル通信機能搭載のDSPを用いたクオータブリックサイズDC-DCコンバータ デンセイ・ラムダは、電気通信大学と共同で、DSPを用いたスイッチング電源のフルデジタル制御技術を開発した。その1号機として、インテリジェント型のクオータブリックサイズのDC-DCコンバータを試作した。今後、コスト低減をはじめ、周辺技術やアプリケーションなどの市場調査を展開し、早ければ06年度にも商品化したい考え。 電源の制御は、オペアンプなどのハードウエアによるアナログ制御が一般的。しかし、負荷の高機能化、高性能化に伴い、パワーマネジメントや立ち上がり制御など、電源に対する要求が高度化、多様化。出力電圧制御のハイテク化、部品の特性変化の補償、独自のコンバータ制御などのインテリジェンス性、ユーザーシステムに応じたカスタム対応などのカスタマイズ性に優れたデジタル制御技術が注目されている。 さらに、パソコンと電源間の通信による遠隔操作・監視、GUIによる設計、ユーザーシステムに一体化するコミュニケーション性も有する。 今回開発したデジタル制御技術は、DSPを用いたもの。これまでの応答スピードの課題は、ロバスト制御である電気通信大学の近似的2自由度制御の技術を用いて克服。 分解能は、デンセイのP.C.P制御によってクリアした。 試作したDC-DCコンバータは、絶縁型のクオータブリック。また、搭載しているDSPはTI社製。36-76ボルト入力。出力電圧0.5-3.6ボルト。出力電流25アンペア。 パソコンなどとのシリアル通信機能を搭載しており、出力電圧設定値、過電流検知値、課電圧検知値、過熱検知値など、各種パラメータの任意設定、入力電圧、出力電圧、出力電流、温度などのリアルタイムモニターが可能。また、多様な仕様がソフトウエアで実現できるため、多くのアプリケーションも柔軟にカバーする。 |
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