電波プロダクトニュース
050414_06
新プロセス採用で電源出力15%アップのDC-DCコンバータ用パワーMOSFETチップセット ルネサス テクノロジはこのほど、サーバー、ノートPC、通信機などに用いられるDC-DCコンバータ用パワーMOSFETとして、ハイサイド用「RJK0305DPB」とローサイド用「RJK0301DPB」のチップセットを製品化、6月からサンプル出荷を開始する。サンプル価格は、それぞれ105円と157.5円。量産は9月から、当初月30万個で開始、06年9月から月200万個で生産の予定。 このチップセットは、新開発の電源用途プロセスの採用により、性能を大幅に向上させている。入力12ボルト、出力1.3ボルト/20アンペアでの電源効率は、業界最高の90%を実現している。これにより、電源の出力を約15%向上でき、電源の大電流化や小型化が図れる。 また、パワーMOSFETは、高周波化するとスイッチング損失が増加するが、RJK0305DPBは高速性能向上により、採用が増えている1メガヘルツの高周波数にも対応できる。 パッケージは、高効率電源用に実績のある高放熱・低インダクタンスパッケージLFPAK(ロス・フリー・パッケージ)を採用しており、より多くの電流を制御できる。 |
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