電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
4月11日050411_04 フェアチャイルド・セミコンダクター 半導体複合部品 機能モジュール 一般民生用

家電市場向け高エネルギー効率のパワー半導体モジュール



フェアチャイルド・セミコンダクター・ジャパン(グレッグ・ヘルトン社長)は、高エネルギ効率を特徴とするパワー半導体製品「SPM」(スマート・パワー・モジュール)を、国内家電市場で拡販する。

このほど、第2世代の3アンペア-30アンペア定格の新製品“Mini-SPM”の出荷も開始した。

「これまでに新製品とあわせSPMファミリは、9社にのぼる日本のカスタマとのデザイン・インに成功している」(ヘルトン社長)勢いを、さらに加速していく考えだ。

米フェアチャイルド・セミコンダクター(FC)は、売上げの約75%をパワー製品で占める、この分野の大手半導体メーカー。

SPMは、エネルギ効率を改善するインバータ制御に最適な製品として、2年前に開発された同社の戦略製品。

「FCは、アナログIC、ディスクリート、高耐圧ICの統合に、深い知識と経験がある。SPMは、3相モーターや永久磁石モーターのインバータ制御駆動回路を統合し、アプリケーション設計を簡単にする。また、各種保護回路機能を有し、高耐圧/低耐圧ICを内蔵している。こうした利点が、家電メーカーに高く評価され、市場で急速に浸透してきた」(ヘルトン社長)。

SPM製品売上げの、実に80%近くを日本市場で占める。

生産は、中国・蘇州工場で行っており、生産能力は、この1年間で約3倍に拡大。さらに、夏までに2倍の能力アップを計画しているという。

「顧客のニーズに対応できる供給体制は、着々と整備されている。年末に向け、さらに増産することも検討中。05年は、SPM製品で売上げの20%を占めるのが目標」(ヘルトン社長)と、SPMビジネス拡大に意欲満々である。

業界最小パッケージ
新製品の「Mini-SPM」ファミリは、高耐圧IC(HVIC)3個、低耐圧IC(LVIC)1個、IGBT6個、および高速リカバリダイオード6個を、業界最小のミニDIPパッケージに収められている。

この小型ミニDIPパッケージ(44×26.8ミリメートル)を共通して採用することにより、基板面積低減を可能にし、周辺部品も少なくてすむ。ヒートシンク(放熱板)は、セラミックと独自のDBC(ダイレクト・ボンド・カッパー)タイプがある。

新SPMの主なアプリケーションは、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、ファンモーター。


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