電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
4月5日050405_01 日立金属 半導体素子 半導体センサー 一般民生用

従来品体積の3分の1を実現した世界最小の3軸加速度センサー



日立金属は4日、(1)従来品と同等の機能・感度を維持しながら、体積3分の1を実現した世界最小の3軸加速度センサー「H34C」と(2)配線が不要なワイヤレス3軸加速度センサーを開発、今月からサンプル出荷開始すると発表した。新製品2機種拡充とあわせ、3軸加速度センサーの生産能力を、従来の6倍の月産60万個に増強する。同社では、06年度に、3軸加速度センサー事業で年間30億円の販売を目指す。

3軸加速度センサーは、携帯機器の落下検出や、カーナビの加速度検知、医療関連、セキュリティ関連など、幅広い用途への適用が可能で、需要拡大が期待されている。同社は、マイクロマシン技術や精密組み立て技術などを駆使し、超小型3軸加速度センサーをいち早く実用化してきた。

H34Cは、携帯機器での3軸加速度センサーへの小型化と、高機能性の両立に対するニーズに対応して開発したもの。小型化にあたっては「パッケージデザインやセンサー素子の見直し」(新事業開発センター)などを行い、パッケージサイズ3.4×3.7ミリメートル、パッケージ厚さ0.92ミリメートル(体積12立方ミリメートル)の世界最小サイズを実現した(従来品H48Cは4.8×4.8×1.5ミリメートル)。

内蔵ICによる特性の補正機能付き。消費電力は3V駆動時0.36ミリアンペア(従来品0.6ミリアンペア)。スリープモードにより、一層の低消費電力化が可能。自由落下検出機能付き。温度センサーの出力端子付き。耐衝撃性5000G。鉛フリーハンダ対応。

また、ユーザーの用途開発を支援するツールとして、煩わしい配線作業が不要な小型・薄型のワイヤレス3軸加速度センサーを、医療電子科学研究所(東京都港区)の協力を得て開発した。

仕様は2.4ギガヘルツ 帯高度化、小電力データ通信。本体サイズφ26×8.2ミリメートル、約6.2グラム(ボタン電池含む)。最大消費電流5ミリアンペア以下。通信距離約20メートル。インターフェイスは、USB2.0/1.1。

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