電波プロダクトニュース
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CCD並み高画像のUSBビデオクラスに準拠したカメラキット 仏伊合弁の半導体企業、STマイクロエレクトロニクスは、低光量時の性能が向上した同社のUXGA(二百万画素)CMOSイメージセンサーに、業界初のUSBビデオ準拠3モード・カメラプロセッサーを組み合わせたカメラキットの出荷を開始した。 STのCMOSイメージセンサー「VC6700」は、二百万画素の解像度で最大20fpsのデジタル映像データを生成。競合するCCDセンサーと比較して省コスト、省電力、省サイズで優れているほか、低光量、また大光量のいずれの環境下でも高性能を発揮、CCDに近い高画像品質を提供する。 デジタルカメラ・プロセッサー「STV0684」は、ウェブカメラ、デジタルカメラ、ビデオカメラといった三種類の低コストCMOSカメラ製品の実装に使用可能。USBビデオクラスに準拠しているため、ドライバーをインストールせずに、ホストPCにウェブカメラを動作させることができる。 ビデオプロセッサーは、特許取得済みのノイズ・リダクション、蹴られ防止アルゴリズムなど、同社の最新処理技術が活用され、高画像品質を提供。また、カメラプロセッサーには、デジタル・セットトップ端末(STB)など各種デジタル家電の業界標準となっている32ビット組み込みRISCコア「ST20」を使用しており、OEM企業では先進ユーザー・インターフェイスを設計し、顧客使用感を向上できるとしている。 オーディオ機能も内蔵したプロセッサーは、12×12ミリの小型BGAパッケージで出荷。フットプリントの縮小に伴い、クレジットカード大のデジタルカメラの製造も可能にする。現在、エンジニアリング・サンプルが入手可能で、センサーとコアプロセッサー、ファームウエア、ソフトウエア・ドライバーを含む完全な基幹設計によるサポートが提供されている。 |
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