電波プロダクトニュース



050302_01
 
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
3月2日050302_01 日本TI 半導体複合部品 機能モジュール 一般民生用

0.55インチのチップでXGA解像度を実現するマイクロディスプレイ



日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)は1日、都内でフルデジタル映像技術「DLPテクノロジー」の製品説明会を開催し、0.55インチサイズのチップでXGA解像度(1024×768ピクセル)を実現するマイクロディスプレイ「DLP・55」などを発表した。

同社が開発したDLPテクノロジーチップは、鮮明で明るくシャープな映像を実現するマイクロディスプレイ。96年の量産開始以来、350種類500万台のプロジェクターやプロジェクションテレビで採用される。

この日発表した「DLP・55」は、従来の0.7インチサイズに比べ、ミラー部分を21%縮小、光学系コストも二割程度削減し、低コスト化を実現。従来の0.55インチSVGA(800×600ピクセル)チップからの置き換えができるほか、ビデオ再生機能に最適化されたASIC「DDP2000」との互換性を保ち、市場導入コストの低減化を図った。

同チップを搭載した製品は3月中旬発売のプラスビジョン製プロジェクター「U5-532」を皮切りに各メーカーから順次発売する。

また説明会では、1月に米国で開催された「2005CES」に出品したHDTV対応の70インチ1080pリアプロジェクションテレビ(TI試作品)を公開。同テレビに搭載する八インチサイズの1080pチップはすでにサンプル出荷を開始し、年内にも製品化される見通し。

このほか0.55インチSVGAチップを搭載した440グラムのLEDポケット・プロジェクター(三菱電機製、試作品)など、各社のDLP搭載製品を紹介した。

DLP事業部のアダム・クンズマン事業部長は「96年の量産開始から短期間で世界のフロントプロジェクター向けマイクロディスプレイ市場でトップシェアを獲得できた。04年度は製造能力を従来の約二倍に増強し、新規・既存カスタマーの拡大に対応している」と話した。

| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト|
|
ホームページへ戻る | 次データへ |