電波プロダクトニュース
050223_05
処理性能500MSPS実現の3G基地局向けデュアルチャンネルDAC 日本テキサス・インスツルメンツ(日本TI)はこのほど、次世代の高性能デュアル・チャンネル500MSPS(百万サンプル秒)DAC(デジタル・アナログ・コンバーター)「DAC5687」を発表した。現在サンプル出荷中で量産出荷は4月を予定している。価格は22.50ドル(一千個受注時単価)。 新製品は、3G(第三世代)の基地局にIQ変調器を使用したダイレクト・アップ・コンバージョンのアーキテクチャーを採用する際にゲイン、位相、オフセットを最適化する制御機能を提供する。一般的な491.52MHzをはじめ、現行の3Gシステムで使用されるクロック・レートもサポートしている。このため、このDACを使用することでシステムのハードウエア構成を変更せずに、ソフトモデムやソフトウエア無線のように最新の3G標準規格に適合させることができる。 また、マルチ・キャリアのシステムでより高い出力電力での運用を実現するとともに、75dBFS(デービーフルスケール)を超えるSN比および81dBcを超えるIMD3(第三次相互変調歪)特性を持っている。 さらに500MSPS動作時の消費電力は700mWと少ないため、システムの信頼性を向上すると同時に基地局の高チャンネル密度化を実現。前世代のDAC5686とピン互換で、システムのアップグレードも容易である。 |
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