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高品質な画像提供が可能なスキャン機能搭載アナログフロントエンドIC  セイコーエプソンはこのほど、スキャナーや複合機、複写機、FAXなどのスキャン機能搭載機器向けに、アナログフロントエンドICとしてS1R77000シリーズ「S1R77011」、「同77013」、「同77021」、「同77081」四機種を開発した。サンプル価格はそれぞれ2000円、850円、1450円、390円。 S1R77011はサンプル出荷中で量産を開始している。他の三機種は4月末からサンプル出荷を開始、12月から量産を開始する予定。 新製品は、CCD固体撮像素子などのイメージセンサーから出力される画像データのアナログ処理部（相関二重サンプリング、ゲインコントロール、A/Dコンバーター）に加え、それらを駆動するためのクロック生成回路を内蔵したLSIで、これを用いることにより高品質な画像を提供するシステムを容易に構築できる。 また、イメージセンサーに対するタイミングジェネレーターを内蔵することで、省スペースを実現し、システムトータルコストの削減に貢献する。さらに付加機能としてS1R77013ではスペクトラム拡散、S1R77021/77081ではRSDSインターフェイスを内蔵しているため、EMIの低減に効果的である。 パッケージは、S1R77021がPFBGA121ピン、他の三機種はQFPで提供される。 同社では、S1R77000シリーズを重要デバイスとして位置付けており、今後製品のラインアップを拡充していく予定。 |
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