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携帯電話端末用世界最小1.5センチ平方の無線回路チップ  米アナログ・デバイセズ（ADI）は8日、携帯電話端末機向けに世界最小の1.5㎝2の無線回路を実現するチップ「オセロ（Othello）-G RFチップ」を開発したと発表した。同無線チップはGSM/GPRS対応の携帯電話向け。同社の従来チップに比べ部品点数を75%削減、ほかの市販品に比べ30%小型化された完全なクワドバンド（GSM850/900/1800/1900）無線回路を可能にしている。 同チップは電圧制御発振器（VCO）と関連タンク回路、PLLループ・フィルターおよびパワーマネジメントといった、携帯電話端末の無線回路設計に必要な部品を実質的にすべて集積している。受信用SAW（表面弾性波）フィルター、パワーアンプ、送信/受信切り替えスイッチおよび2-3の受動部品といった外付け部品を追加するだけで、無線設計を完成することができる。またクワドバンド対応のため四個のプログラマブル・ゲイン差動LNA（ローノイズ・アンプ）を完全集積。また単一の集積LO（局部発振器）VCOを受信および送信回路の両方に採用している。 シンセサイザーのロック時間は最高クラス12までのGPRSアプリケーション向けに最適化されている。このシンセサイザーは、無線回路の部材費を大幅に低減するためにループ・フィルターを集積、さらに完全な基準水晶振動子キャリブレーション・システムを組み込んでいる。 値段は一万個で3ドル。現在出荷中。 |
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