050207_02米クァルコム/セイコーエプソン

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日付		メーカー名	製品分類	分類	用途
2月7日	050207_02	米クァルコム/セイコーエプソン	半導体集積回路	ドライバー・コントローラ	情報家電用

MDDI技術搭載のLCDコントローラー

【ニューヨーク支局】米クアルコムとセイコーエプソンはこのほど、エプソンがクアルコムの「モバイル・ディスプレイ・デジタル・インターフェイス」（MDDI＝用語解説参照）技術を搭載したLCDコントローラー「S1D13751」を開発したと発表した。

MDDI規格は、クアルコムの携帯電話用チップセット「MSM」（モバイル・ステーション・モデム）にLCDパネルとカメラモジュールを直接接続させる、最適化された高速シリアル・インターフェイス・ソリューション。最先端で信頼性の高いLCDパネルとカメラ技術を可能にする。MDDIは、クアルコムのCDMA2000とW-CDMA対応ソリューションによりサポートされている。

MDDIは、クアルコムのCDMA2000方式対応のMSM製品では「MSM6150」「同6550」「同6800」「同7500」「同7600」、W-CDMA方式対応では「MSM6275」「同6280」「同7200」などのクアルコムのチップセットに標準搭載。従来のインターフェイスは90のワイヤが必要だったが、MMDIはたった4ワイヤと二方向データ伝送用の電源のみで、最大3.2Gbpsの伝送速度を実現する。

この規格はデジタルベースバンド・コントローラーとLCD画面を接続する携帯電話のヒンジ部分を通過するワイヤ数を減少させることにより、信頼性の向上と折り畳み式携帯電話の消費電力の削減を実現できるという。また、ワイヤ数の減少により、携帯電話メーカーは折り畳み式あるいはスライド式端末の設計を簡素化でき、開発コストを抑えられるという。

エプソンの「S1D13751」のサンプル出荷は3月までに開始の予定。