電波プロダクトニュース



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2月4日050204_02 沖電気 半導体集積回路 ドライバー・コントローラ 音響・映像用

世界初の10億色表示の大型TFT液晶TV用ドライバーIC



沖電気工業は3日、世界初の10億色の高画質を実現する大型TFT液晶ディスプレイ用ソースドライバーLSI「ML9156」を開発、2月から量産出荷を開始したと発表した。

同社では、高画質・高機能化が進む液晶テレビ市場をターゲットに、ドライバーLSIで2006年度150億円の売上げをめざす。

ML9156は、現在各社で量産しているドライバーLSIの8ビット入力1670万表示に対し、10ビット入力10億色表示と約60倍の高画質を実現した。

このドライバーLSIは、D/Aコンバーター回路部分の面積増加を約1.3倍に抑制するという画期的な10ビット回路技術の開発に成功、普及価格帯での量産化を実現した。また、従来の八ビットドライバーLSIの最大256階調から最大1021階調まで向上させたため、より深みのある豊かな色再現と暗いシーンの微妙な黒の差も表示でき、映画の暗いシーンも美しく表現できる。駆動電圧は、10Vから16.5Vと広い電圧範囲をカバーしており、幅広い種類の液晶パネル駆動電圧に対応する。また、データ信号のインターフェイスにはRSDSインターフェイスを採用しており、低EMIを実現している。

さらにさまざまな解像度に対応できる出力選択機能を搭載しており、大型液晶テレビで主流のWXGA、HDTVだけでなく、XGA、SXGA、SXGA+など、多くの解像度パネルに適用できる。

この液晶ドライバーLSIは、東芝松下ディスプレイテクノロジーの最新製品に搭載されている。同社の液晶ディスプレイ用ドライバーLSIは、22インチ以上の大型液晶テレビ市場で25%と高いシェアを持っている。

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