電波プロダクトニュース
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ARM7ベースの汎用プロセッサー搭載のMCU 【ニューヨーク支局】米テキサス・インスツルメンツ(TI)はこのほど、ARM7ベースの汎用プロセッサー(GPP)を搭載したマイクロコントローラー(MCU)新製品「TMS470」を発表した。同MCUは32ビットの「ARM7TDMI」をコアベースとし、産業用機器、医療機器、民生電子、データプロセシングなどの汎用アプリケーションに最大60Mヘルツの機能を提供する。TIの拡張オンチップ周辺機器と統合することで完全となる「TMS470」プラットフォームは、64KBから最大1MBまでのフラッシュメモリーに対応する七つのデバイスで提供される。 TIでは、ARMプロセッサーのプロバイダーとして業界でも豊富な経験を有しており、自動車、携帯端末、IAGイメージング、映像、通信向けのDSPおよびデュアルコアプロセッサーなど、多様なアプリケーション向けにARMコアベースのデバイスを十億個以上出荷している。 自動車業界を例にとると、TIのARM7ファミリー搭載MCUはシャーシおよびブレーキ市場でシェア65%、エアバック市場で40%を獲得している。ARMのマーケティング担当、マイク・イングリス上級副社長は「ARM7TDMIプロセッサーは、高性能、小型かつ高密度を求める設計者に最も支持されているプロセッサー。TIの拡張オンチップ周辺機器や多彩なメモリー製品、カスタマーサポートサービスとARM7TDMIが結び付くことで、TMS470は非常に魅力的なソリューションとなった」と述べた。 TMS470は現在、48Mヘルツ版が組み込みフラッシュメモリー64KB、128KB、25KB対応の三種が発売中。 60Mヘルツ版は組み込みフラッシュメモリー容量288KB、512KB、768KB、1MB製品が今年中に投入される予定だ。 |
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