電波プロダクトニュース
050129_01
車載ネットワーク向け光トランスミッター・レシーバー 米アジレント・テクノロジーズはこのほど、車載マルチメディアネットワーク向けに動作温度範囲を従来製品より10℃拡張し、業界で初めて-40℃―+95℃に対応した光トランスミッター「Agilent AFBR―1010」と光レシーバー「同AFBR―2010」を発表した。 このデバイスは、車載マルチメディア光ネットワーキング標準であるMOST(メディア・オリエンテッド・システムズ・トランスポート)仕様に準拠している。 MOSTネットワーキング技術により、自動車メーカーはCDプレヤー、ラジオ、テレビ、DVDプレヤー、ナビゲーションシステム、携帯電話、車載パソコンなど、さまざまなマルチメディアデバイスを車内モジュール機能として容易に追加できるようになる。 新製品は、最大50MBdのスピードで動作し、光リンクバジェットは、従来製品の13dBを超える14.5dBを達成している。両製品は、ローコストで4ピンのモールドパッケージで供給され、MOST準拠のプラスチック光ファイバーコネクターのレセプタクルに実装できるようになっている。 トランスミッターには1ミリメートルのポリマー光ファイバーとの効率的なカップリングをするための光学系とともに、低電流で高効率の650nmLED光源が使われている。また、レシーバーにはこの光を受光するための大面積PINダイオードが実装されている。入力と出力データはTTLで、MOSTネットワークのインターフェイスコントローラーICとコンパチブルとなっている。 LEDドライバーとレシーバーICは、車載用途で実績のあるBiCMOSプロセスを使って製造されているため、過渡電圧に対して高い耐力を有しており、また最新の温度補償回路によって拡張された温度範囲全般で安定した動作を確実にしている。 |
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