電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
10月 6日 981006_01 松下電子 光関連部品 光モジュール他  

松下電子
100mW出力光ディスク用半導体レーザー


 松下電子工業(森和弘社長)は、業界最高の100ミリW出力の光ディスク用半導体レーザーを開発、サンプル販売を開始する。サンプル価格は3000円で、来春から月産数万個の量産を開始する。

 新開発のレーザーは寿命1万時間以上(パルス100ミリW、65度C)と従来の100倍を実現。8倍速以上のCD-R駆動装置に使用できるほか、CD-RW(書き換え型)やMO(光磁気)などの光ディスク用の光源にも適している。

 従来、CD-R用半導体レーザーは80ミリW程度が限界であったが、同社は電流ブロック層にアルミガリひ素を採用した実屈折率導波型レーザー技術と、光と電流を空間分野も含めて同時に計算する2次元シミュレーション技術により開発に成功した。

 また、開発品はレーザー光の楕円率が2.0であり、従来品の2.5-3.0と比較して光利用率が高く、非点収差も3マイクロメートル以下で、従来の5マイクロメートル以上に対しビームが絞りやすい特徴をもつ。

 1回書き込み用のCD-Rはメディア価格が安く、CDとの互換性があることから需要が上昇しているが、より高速の書き込みが望まれており、8倍速以上に対応できる100ミリW以上の出力をもつレーザー開発が待たれていた。

 開発品は発振波長785ナノメートル、発振しきい値電流25ミリA、スロープ効率1.1W/A。


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