電波プロダクトニュース
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SII セイコーインスツルメンツ(SII、伊藤潔社長)は、このほど携帯機器向けIC、スイッチング周波数300kヘルツの降圧型スイッチングレギュレーターコントローラー「S-8520/8521(E/F)シリーズを発売した。 今月上旬から量産を開始、99年以降、年間500万個の販売を見込む。サンプル価格は100円。 降圧型スイッチングレギュレーターコントローラーは、スイッチのオン/オフを繰り返してコイルに発生した電荷をコンデンサーに蓄えることにより、高い電池電圧を使用する機器に適した低い電圧に効率良く変えることができるIC。電子手帳や携帯情報端末など電池で動かす携帯電話で使われている。 新製品は、PWM制御およびPWM/PFM切り替え制御の降圧型で、スイッチング周波数(スイッチのオン/オフの頻度)は高周波の300kヘルツ。これは従来の50-100kヘルツと比較して3倍以上。これにより電気エネルギーを一時的に保持する外付けコイルの小型化、薄型化が可能となる。また、出力リップル(ノイズの1種)も小さくできる。パッケージ「SOT-2315」も実装面積2.8×2.9ミリのため省スペースで、携帯機器の実装密度を高め小型化に寄与する。 |
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