200609_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
6月9日 |
200609_01 |
ローム |
半導体素子 |
ディスクリート |
一般産業用 |
カラーユニバーサルデザイン対応の1608サイズ5色のチップLED
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新開発の青緑系1608サイズチップLED |
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クリックで拡大 |
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C型色覚者の見え方(全ての色において違いを識別できる)、 下段P型色覚者の見え方(イメージ、赤色と緑色が識別しにくい) ※クリックで拡大 |
ロームは、赤色と緑色を見分けにくい色覚者がしっかり見分けることができる1608サイズの5色のチップLEDをカラーユニバーサルデザイン対応シリーズとしてラインアップした。新開発の業界初シアンの青緑系1品種、ブルーグリーンの青緑系1品種のほか、ブルーの青系1品種、イエローとオレンジの赤系2品の計5品種からなる。4月から量産を始め、火災報知システムの表示灯、産業機器の安全性警告ランプ、公共交通機関の情報掲示板などに採用を提案している。青系、ブルーグリーンの青緑系、赤系の3色配色、シアンの青緑系 と赤系もしくはブルーグリーンの青緑系と赤系の2色配色で、同社で初めてのNPO法人カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)の認証も取得した。
業界初のシアンとブルーグリーン青緑系そろえる
新開発のシアンの青緑系とブルーグリーンの青緑系の1608サイズチップLEDは、窒化インジウムガリウム(InGaN)を使用。安定した結晶構造で成膜条件を工夫し、成膜することで波長496ナノメートル、光度85ミリカンデラのシアンと505ナノメートル、120ミリカンデラのブルーグリーンの青緑系チップLEDに仕上げた。
パッケージは1.6×0.8×0.55ミリメートル。新樹脂を採用し、従来のエポキシ樹脂、シリコーン樹脂で課題だった高信頼性を確保した。25度、5mA、1000時間通電試験でも光度を維持。同じ光度残存度を比較した場合、エポキシ樹脂採用品に比べ約20倍の長寿命化を実現した。モールド強度も150度の高温条件で、シリコーン樹脂品に比べて約25倍を確保し、実装性を高めた。
新開発のシアン、ブルーグリーンの青緑系1608サイズチップLEDと、既存の1608サイズのブルー(波長470ナノメートル、光度40ミリカンデラ)の青系、イエロー(590ナノメートル、224ミリカンデラ)、オレンジ(605ナノメートル、224ミリカンデラ)の赤系チップLEDを組み合わせて配色することで、カラーユニバーサルデザインに対応できた。
これにより、赤色と緑色で情報を伝える機器に今回のシアン・ブルーグリーンの青緑系とオレンジもしくはイエローの赤色系のチップLEDを使用すれば、赤色と緑色が見分けにくいと感じる色覚者が識別可能となる。
火災報知システムなどの操作パネルの表示灯、産業機器などの安全性を示す警告ランプ、公共交通機関施設の情報掲示板、駐車場の空車/満車明示ランプ、バッテリの充電状況を示すインジケータ、ナースコールなど病院向け機器の表示パネルなどの需要を見込んでいる。
同社は需要を見ながら、色、光度、サイズなどのラインアップを図っていく考え。4月から月産100万個体制で量産を開始。前工程をローム浜松、後工程をロームセミコンダクター・チャイナ、およびローム・ワコーエレクトロニクスマレーシアで行っている。
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