電波プロダクトニュース



200514_01
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
5月14日 200514_01 村田製作所 半導体素子 半導体センサー 自動車機器用

車両姿勢制御用4、5軸の3D MEMS慣性力センサー


3D MEMS慣性力センサー
「SCC3100/3200/3300シリーズ」

 村田製作所は3D MEMS慣性力センサー「SCCシリーズ」に4軸品、5軸品を開発し、12月末から順次量産する。生産はMEMSセンサーの主力工場のフィンランド工場で行う。

 車の横滑り防止装置(ESC)、電動パーキングブレーキ(EPB)、レーンキープアシスタンス(LKA)、ダイナミックシャシーコントロール(PDCC)など、環境要件が厳しい小型、高性能な車両姿勢制御用に供給する。

 4軸品は「SCC3100シリーズ」(加速度X・Y・Zの3軸+角速度X軸)と「SCC3200シリーズ」(加速度X・Y・Zの3軸+角速度Z軸)の2機種。5軸品は「SCC3300シリーズ」(加速度X・Y・Zの3軸+角速度X・Z軸)。

 いずれも3軸加速度センサーと角速度センサーをワンパッケージ化し、自由な実装を可能にした。独自の3DMEMS構造と検知機構により、優れたバイアス安定性、広帯域の信号検知能力、高耐振動性を実現した。

▼外形寸法10.4×7.65×2.3ミリメートル
▼ピン数16ピン
▼電圧3.0―3.6V
▼角速度測定範囲プラス-300度/秒
▼角速度測定範囲プラスマイナス6g(プラス-15gオプショナル)
▼LPF設定範囲(角速度、加速度ともに)13/20/46/200/300ヘルツ(指定可能)。(一部の品番は加速度センサーのLPF設定範囲は46ヘルツまで)

 SCCシリーズは、これまで4軸の「SCC1300シリーズ」(加速度X・Y・Z軸+角速度X軸、外形寸法12.1×19.71×4.6ミリメートル)と「SCC2000シリーズ」(加速度X・Y・Z軸+角速度X軸またはZ軸、12.1×15.0×4.35ミリメートル)の2シリーズだった。


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