各種形状や各種線径に対応が可能で、要求に応じて様々なコイル、引き出し線形状を提供できる空芯コイル「BLシリーズ」

東京コイルエンジニアリングの 空芯コイル「BLシリーズ」

　東京コイルエンジニアリングは、空芯コイルのカスタム仕様での受注競争力の強化に取り組む。これまでの豊富な実績をベースに、幅広い用途での様々な要求に柔軟に対応できる体制を整備している。

　同社の空芯コイル「BLシリーズ」は、各種形状や各種線径に対応が可能で、要求に応じて様々なコイル、引き出し線形状を提供できる。また、コイルの試作前に、形状、電気特性を過去の製品を参考にシミュレーションすることができる。

　ハロゲンフリー、鉛フリー、RoHS対応といった耐環境性も万全。

　同社は、フィルム付きカメラ、デジタルカメラのストロボ用トリガコイル、小型トランスをペアで量産し、高いシェアを維持してきた。さらに各種電源用小型トランス、パワーインダクタでも豊富な実績を有している。

　特にパワーインダクタは、フェライト系の「SHPシリーズ」、メタル系の「MCPシリーズ」を展開。用途に応じて選択できることが高い評価を得ている。SHPシリーズは、完全閉磁路構造による外部への漏れ磁束が少ない。また、高B材Ni-Zn系フェライトコアによる高飽和電流対応を特徴としている。しかも主力生産拠点の一つである東京コイルエンジニア（タイランド）は、ストロボ用のコイル、トランスを東京コイルエンジニアリング（ラオス）に全面移管し、パワーインダクタの自動化ラインによる量産体制で国際競争力を高めている。

　MCPシリーズは、磁性金属粉末による大電流、低抵抗、高効率で、しかも閉磁路構造による低コア鳴き、低漏れ磁束を特徴としている。製品ラインアップも拡充。1.6ミリ角／2016／2520／3ミリ角／4ミリ角サイズなどに加え、新たに1×1×0.8ミリサイズの超小型品や5ミリメートル角サイズで、厚みが2ミリメートルと3ミリメートルの大電流対応タイプを追加している。

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