200504_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
5月4日 |
200504_01 |
日本ケミコン |
受動部品 |
コンデンサ |
通信インフラ用 |
アルミ電解、ポリマー、ハイブリッドタイプ各種 高温・長寿命化に対応した5G用コンデンサを拡充
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日本ケミコンは5G用 コンデンサの新製品開発を加速する |
日本ケミコンは、次世代高速通信規格5Gを成長分野と位置付け、コンデンサの製品ラインアップを拡充。5Gにおけるサービス運用が始まったことを踏まえ、基地局やデータセンター(DC)向けの需要が拡大すると展望。新製品開発を加速している。
5Gの基地局が高速、大容量化のために、小型基地局(スモールセル)が近距離で数多く設置される。そのため、コンデンサには小型化が一段と求められ、しかも基地局が24時間稼働し、へき地に設置される場合はメンテナンスが困難。コンデンサには高温度、長寿命化も同時に求められる。
また、省スペース化のために小型化と多数の部品と同時に実装するために高温リフローへの対応も必要。
同社ではこうした5G用基地局が求める要求を満足する新製品を相次いで開発。関連して次世代DCの48Vシステムへの対応も強化している。
具体的に提案活動を展開している製品は、アルミ電解コンデンサ、導電性高分子アルミ固体電解コンデンサ(ポリマーコンデンサ)、導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサ(ハイブリッドコンデンサ)。
チップ型アルミ電解コンデンサでは、耐熱性125度の長寿命保証品「MHSシリーズ」に新たに5Gのスモールセル対応として、製品サイズφ8×10ミリメートルとφ10×10ミリメートルの小型品を追加。
ポリマーコンデンサでは、高耐熱、高耐湿、長寿命を実現したチップ型「PXQシリーズ」を開発。従来105度では1万5000時間(PXFシリーズ)、125度では2000時間(PXDシリーズ)だった製品寿命を、105度2万3000時間、125度6000時間に長寿命化。耐湿性も85度85%RH1000時間へと従来品から改善。通信基地局の耐候性向上やメンテナンスフリー化に貢献する。
このほか、ハイブリッドコンデンサも基地局電源向けに135度対応を提案。
さらにハイブリッドコンデンサでは、次世代DCの48Vシステム向けサーバー用途などに対応し、定格電圧80Vの大容量タイプとしてチップ型「HXDシリーズ」およびリードタイプ「HSDシリーズ」を開発した。アルミ電解コンデンサの数倍に当たる大幅な許容リプル電流の増加が見込め、それに伴う員数削減が可能になり、機器の小型化を推進できる。同社では引き続き、22年には100V定格品のサンプル出荷を予定している。
ハイブリッドコンデンサは、電解質に導電性高分子と電解液の両方を使用。これによって、導電性高分子による低ESR特性と優れた耐熱性、電解液による酸化皮膜修復性を併せ持ち、低ESR、高信頼性、高電圧対応を特徴としている。
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