200129_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
1月29日 |
200129_01 |
TDK |
受動部品 |
コンデンサ |
自動車機器用 |
業界初車載向け0510サイズ縦横飯店型の積層セラミックコンデンサ(MLCC)
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TDKの車載向け0510サイズ縦横反転型MLCC |
TDKは、業界で初めて車載向けの0510サイズ縦横反転型積層セラミックコンデンサ(MLCC)「CGAEシリーズ」を開発した。
ECUの電源ラインのデカップリング用途およびノイズ対策向けに最適。当初、月産100万個で量産を開始した。サンプル価格は10円/個。
新製品は、一般的なMLCCに比べて、電極方向を縦横90度反転させた構造。既にパソコンをはじめ、コンシューマ機器では採用が広がっているが、車載向けとしては今後需要が期待できる製品。
同社が開発した背景は、自動車の安全性の面でADASが一段と重要になり、自動運転も視野に入れた高機能化が進展する中で、その制御には高性能化が必要。
特にICの高機能化に伴い、そのノイズ対策としてより多くのデカップリング用MLCCが使用される傾向にある。また、基板の小型、省スペース化の要求も高まり、より効果的なノイズ対策部品が求められている。
新製品は、縦横反転型の構造にして低等価直列インダクタンス(ESL)製品にすることで、デカップリングMLCCの搭載点数を削減し、基板面積を小型化できる特徴が車載分野で生かされると判断。0510サイズで商品化した。
今回、電極方向を反転させ、電流ルートを太く短くすることで、ESLやインピーダンスを低減した。一般的なMLCCに比べて、高周波領域まで広帯域でインピーダンスが低い。ICは高機能化によって、消費電流変化が大きくなるため、電圧変動の抑制にはインピーダンスを低減することが必要。
インピーダンスを低減するために、これまでのMLCCでは複数個を並列に実装していた。個数が増えるほどに低インピーダンス化が可能だが、基板サイズや実装エリアの制限が厳しくなる。
そこで、今回の低ESL製品でデカップリング回路を設計した場合、MLCCの個数を削減し、少ない個数で低インピーダンス化を実現できる。同シリーズは、定格電圧が50/25/6.3/4V。静電容量は47n-1μF。0510サイズで1μF/4Vの大容量を実現している点も特徴。
同社のMLCC事業は車載向けを中心に展開。小型、大容量、高耐圧化、樹脂電極品、安全設計品、3端子貫通型、金属端子など、ラインアップが豊富。今回の縦横反転型MLCCが加わったことで、デカップリング回路用MLCCとして一段と柔軟に対応できることになる。
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