161115_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月15日 |
161115_01 |
TDK |
半導体集積回路 |
専用IC |
一般産業用 |
産業用パラレルATA接続のNAND型フラッシュメモリー制御IC
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TDKの産業用NAND型 フラッシュメモリーコントローラ |
TDKはパラレルATA接続のNAND型フラッシュメモリー制御IC「GBDriver RA9シリーズ」を開発、17年1月から発売する。当初月産10万個、サンプル価格は2千円。パラレルATAインターフェイスの要望が多く、高信頼性を要求する産業分野に提案する。17年4月からは今回の制御ICを搭載したCF(コンパクトフラッシュ)カード、パラレルATA SSDを順次製品化していく計画。
新製品は電子マネー関連、FA機器をはじめとする高信頼性を要求する産業分野に向けて、SLCタイプのNAND型フラッシュメモリーに特化した製品。
SLCタイプのNAND型フラッシュメモリーでは最新の2xナノメートル世代を含む8キロバイト /page、4キロバイト /page、2キロバイト /page構造に対応するため、128メガ―64ギガバイト の幅広い容量帯のストレージを構築できる。
パッケージは、TQFP128ピン、VFBGA121ピンから選択できる。
新製品は、ランダムアクセス性能を同社従来製品である「GBDriver RA8」に比べて大幅に向上。さらにECCによる訂正能力を最大で2倍の512 バイト 当たり30 ビット に高め、オートリフレッシュ機能を新規に追加することで、SLCタイプのNAND型フラッシュメモリーと組み合わせて使う場合においても、データ信頼性を高めるために余裕のある設計になっている。これまで高く評価されているGBDriverの電源遮断時のデータ保全アルゴリズムを含めて、データ信頼性を飛躍的に向上した。
また、独自のスタティック・ウエアレベリング・アルゴリズムを実装。全メモリー領域について書き換え(消去)回数をカウントし、均等にブロックの置き換えを行う。OSなどの固定領域と定期的に均等化するため、メモリー寿命を飛躍的に向上する。
データセキュリティ機能は、ATAのセキュリティ機能に加え、TDKオリジナルのセキュリティ機能も対応可能。
なお、16日からパシフィコ横浜で開催されるIoT Technology2016に出展する。
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