161102_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
11月02日 |
161102_01 |
STマイクロエレコトロニクス |
半導体集積回路 |
マイコン・DSP |
一般産業用 |
ARMのCortex-M7採用で性能大幅アップの32ビット汎用マイコン
|
新旧製品による描画速度比較デモ。 卓越したリアルタイム性のグラフィックを実現 |
STマイクロエレクトロニクスはこのほど、汎用マイコンの最新製品「STM32H7」を発表した。従来よりも大幅な性能向上を実現し、産業機器や民生機器など幅広いニーズに対応する。
同製品は32 ビットマイコンSTM32ファミリの最新シリーズ。ARMのCortex―M7プロセッサを採用し、同ファミリでは最大容量となるSRAM(1メガバイト )、フラッシュメモリー(最大2メガバイト )のほか、豊富な通信ペリフェラルやネットワーク機器向けの最先端セキュリティを有する。
同社独自の40ナノメートル製造プロセスと新たなアーキテクチャにより、Cortex―Mマイコン史上最高性能を実現。Cortex―M7ベースのマイコンとして初の400MHzを実現した。プロセッサ性能の大幅な向上とシステム全体の超高速データ転送を超低消費電力で行うことができる。
新たなアーキテクチャはプロセッシングの柔軟性を高め、電力制御を最適化する三つのドメイン構成で、データ転送とCPU負荷を最適化できる。
マイクロコントローラ・メモリ・セキュアMCU製品グループのパオロ・オテリディレクターは「STM32シリーズはCortex―Mプロセッサとともに進化してきた。STM32H7はクラス最高の価値を提供し、最終製品の付加価値向上に貢献する。高いセキュリティ性能も備え、安心・安全な『つながる世界』に貢献する」と話す。
同社はエンジニアの開発期間短縮に貢献するため、ハードウエア、ソフトウエアの各種ツールを用意している。高い拡張性を持ち柔軟な開発を可能にする「STM32 Nucleo」のほか、ソフトウエアツール「STM32CubeMX」により、コード生成や消費電流シミュレーションなど開発負荷の大幅削減に貢献する。
|