161018_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
10月18日 |
161018_01 |
住友電気工業 |
接続部品 |
コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット |
一般産業用 |
高強度アルミ導体使用で軽量化実現の溶接用ケーブル
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高強度アルミ導体溶接用ケーブル |
住友電気工業は高強度アルミ導体を使用し、銅を用いた従来製品より50%以上の軽量化を実現した溶接用ケーブルを日本で初めて開発。9月から販売を開始した。
溶接用ケーブルはアーク溶接機(注)に使用されている。船舶、橋梁をはじめとした大型の構造物を製造する工場では、作業者が溶接作業場所にアーク溶接機および溶接用ケーブルを運搬後、溶接作業を行うことが繰り返される。
従来、導体が銅である溶接用ケーブルは、公称導体サイズ60平方ミリメートルの場合、長さが30メートル、質量が約22キログラムあり、繰り返し運搬する作業者にとっては大きな負担となり、軽量化が切望されていた。
軽量化の手段として、ケーブル質量の大半を占める導体を銅からアルミに置換することが考えられるが、一般的な工業用純アルミは導電率が高いものの、溶接作業時にケーブルを取りまわす中で引張強度不足が懸念されていた。
同社は。独自で開発した導電率と引張強度とを両立させた高強度アルミ導体を用い、日本で初めて高強度アルミ導体溶接用ケーブルを開発した。
また、独自配合技術による耐熱性に優れた環境配慮型被覆材の適用によって、銅を用いた従来製品と同一サイズを可能にした。1年にわたる造船会社での実用化評価を経て、9月から販売を開始している。
溶接用ケーブルの軽量化により、溶接作業者への負担軽減、溶接作業全般の作業効率向上が期待される。
今後、造船業界のみならず、溶接用ケーブルを使用するユーザーへの拡販を進めていく。
▽アーク溶接機 二つの電極間の放電(アーク放電)で発生するプラズマの一種であるアークを利用して、母材と電極の間に発生する高熱で同じ金属同士をつなぎ合わせる装置。
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