電波プロダクトニュース



161020_01
日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
10月20日 161020_01 オン・セミコンダクター 半導体集積回路 専用IC 移動体通信機器用

リチウムイオン電池パワーバンク向けコントロールIC


「LC709501F」ICを使ったサンプル基板。
大きなUSBコネクタ左が同IC

 オン・セミは19日、東京都内で会見を開き、次世代のリチウムイオン電池パワーバンク向けコントロールIC「LC709501F」を発表した。

 同製品は、これまで複数のICで構成されていたパワーバンクの充電用コントロール回路を電池セルに近接の必要がある充電保護ICや制御用のパワーFETを除き、統合したもの。これにより、素子面積とコストを約20%ダウンし、小型・低コスト化が図れる。パワーFETを外付けとしたことで、柔軟な設計が行え、最大30Wまでの充放電制御も可能だ。

 また、「Quick Charge3.0 Class A」や「USB Type−C@3.0A」といった最新の代表的充電規格などを自動認識し、それぞれの規格に合った充電が行える。ファームウエアを書き換えることにより、将来、規格の改定や新規格が登場した場合でも素早く対応できる。

 さらに、スマホ本体など充電される側との通信機能も持っており、専門のソフトをスマホなどの端末側にインストールすることで、端末側でパワーパックの状態を監視できる機能も持っている。製品開発時間を短縮できるリファレンス設計キットも提供される。

 同社は、年平均金額ベースで約17%の成長率があるパワーバンク市場への取り組みを強化し、その成長力を取り込んでいく構えだ。

 同製品はQFN−52パッケージで提供され、1万個注文時単価は2.8ドルとなっている。


| 全新製品情報 | 一般電子部品:製品別リスト |
|
電子デバイス:製品別リスト | 電子デバイス:用途別リスト|
|
ホームページへ戻る | 次データへ |