高度に集積化されシステムコスト削減可能なホールセンサー

インフィニオンが製品化した「TLx496x」ファミリー

　独インフィニオンテクノロジーズは新しいホールセンサー「ＴＬｘ４９６ｘ」ファミリーを製品化した。

　このホールセンサーファミリーは自動車、産業、家庭用電化製品の用途で、厳しい環境基準を満たすことができる。また、非常に費用対効果が高く小型化を目的とする設計要件を満たすことにも貢献する。高度に集積化されており、特徴は正確な動作点、安定した動作、低消費電力。ラッチ型およびスイッチ型のセンサーを用意している。

　同ファミリーの消費電流は１・６ｍＡ以下。同等品に比べ、消費電力は約５０％低く抑えている。５Ｖ品の消費電流はわずか１・４ｍＡ。ＥＳＤ（静電気放電）に対して非常に丈夫で、正確で安定した磁気動作点はエネルギー効率、堅ろう性、精度が求められるシステムに最適。さらにシステムコストを削減、従来必要とされた受動部品が２−４個不要になり、回路基板に占めるスペースも削減できる。

　スイッチおよびラッチとして使うＴＬｘ４９６ｘファミリーは全てにホール素子、電圧レギュレータ、チョッパ、発振器、出力ドライバーを集積している。電圧レギュレータはホール素子と能動回路に電力を供給する。