160908_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
9月8日 |
160908_01 |
リニアテクノロジー |
半導体集積回路 |
汎用リニアIC |
一般産業用 |
低スタンバイ電流のバックアップ・バッテリ切り替え電源プライオリタイザ
リニアテクノロジーは1.8−18Vのシステム向けデュアル入力モノリシック・電源プライオリタイザ「LTC4420」の販売を開始した。同製品は、0−70度のコマーシャル温度範囲と40−85度のインダストリアル温度範囲で仕様が規定されており、熱特性が改善された12ピンMSOPパッケージと3×3ミリメートルQFNパッケージで供給される。
1千個時の参考単価はそれぞれ2.95ドルから。製品サンプルおよび評価ボードは同社のWebサイト、または販売代理店各社経由で入手できる。
携帯性を可能にし、停電時にメモリーを保持し、電源喪失時に正常にシャットダウンできるように、電子システムは電力バックアップ用のバッテリとキャパシタを使用している。同製品は通常、ACアダプタやバッテリなどの優先順位が高いメーン電源から負荷に電力を供給し、停電や電源喪失状態のときに、バックアップ電源(一般にバッテリや値の大きなキャパシタ)に切り替える。
動作能力が最大18Vの新製品はACアダプタ、USBポート、スーパーキャパシタ、さらにはリチウムイオン電池、アルカリ電池やNiMH電池を使ったスタック・バッテリなどの様々な電源に対応する。デバイスの動作電流を3.6μAまで低減し、バックアップ電源のスタンバイ時電流流出を0.32μAと低減することで携帯型バッテリ駆動システムの動作時間を延ばす。
ほかのソリューションとは異なり、バックアップ電源の電圧をメーン電源の電圧より低くする必要がない。バックアップ電源の電圧がメーン電源の電圧より高い場合、プライオリタイザは最も高い電圧源から電流を流さなくても済むため、シンプルなダイオードORよりも優れたソリューションとなる。
メーン電源の電圧が調整可能な切り替えしきい値を下回ると、500mA(最小値)に電流制限された内部スイッチがメーン電源からバックアップ電源に切り替わる。注意深く設計されたブレークビフォアメーク高速スイッチ制御により、出力電圧の低下を最小限に抑えながら、逆方向電流と短絡電流を阻止する。
暗電流を低減するため、バックアップ電源の抵抗分圧器を最小0.0015%まで調整可能なデューティ・サイクルで断続的にグラウンドに接続し、オプションの低電圧切断機能でバッテリの過放電を阻止する。
未使用シール・モードによりスタンバイ時の電流をさらに0.12μAまで低減し、製品の保管および輸送時のバッテリ放電を最小限に抑える。15Vまでの逆バッテリ電圧が負荷に届くことを阻止する。
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