160802_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
8月2日 |
160802_01 |
NECトーキン |
受動部品 |
インダクタ・トランス |
一般民生用 |
電子機器のノイズ対策用高精度ハイブリッドチョークコイル
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NECトーキンのハイブリッド
コイル「SSHBシリーズ」 |
NECトーキンは独自のコア成型技術と材料開発によって、高精度、静音、直流重畳特性に優れたハイブリッドコイル「SSHBシリーズ」を開発し、サンプル出荷を開始した。12月からはベトナムにおけるコイル関連の専門製造子会社・NECトーキンエレクトロニクスベトナムにおいて、月産100万個体制で生産を開始する予定。
ハイブリッドコイルは、ノーマルモードチョークコイルとコモンモードチョークコイルの二つの機能を一つのコイルで実現できる複合チョークコイル。照明やAV・OA機器をはじめとする様々な電子機器のノイズ対策に使用されている。ノイズ対策の重要性が高まることから、今後も需要が伸びると見込まれている。
従来のハイブリッドコイルでは、コモンモードチョークコイルにノーマルモードインダクタンスを付与するため、コモンモードチョークコイルのコアとは別の磁性体プレートを挿入する構造が一般的だった。
この方法では磁性体プレートの位置精度の均一化が困難で、性能ばらつきや音(振動)の発生原因になり得るという課題があった。しかもノーマルモードインダクタンスを高めたことにより、高温における直流重畳特性が悪化しやすくなるという課題も顕在化していた。
今回開発したハイブリッドコイル「SSHBシリーズ」は、コアと磁性体プレートによって得られる複合磁気回路を最適化し、独自の成型技術によって一体成型を実現した。
また、新たに開発した温度特性に優れたMn−Znフェライト材料をコアに用いることで、従来のハイブリッドコイルが持つ課題を克服できた。
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