160802_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
8月2日 |
160802_02 |
リニアテクノロジー |
半導体集積回路 |
汎用リニアIC |
一般産業用 |
様々な信号入力に対応可能で高い直進性を持つI/Q復調器
リニアテクノロジーは高い直線性を持つI/Q復調器「LTC5586」の販売を開始した。同製品は5×5ミリメートルのプラスチックQFNパッケージで供給される。
IおよびQの出力は100Ωの差動インピーダンスを使って外部で終端することにより、1対の段間フィルタと外部ADCを直接ドライブすることができる。これにより外付け部品をほとんど使用しない小型ソリューションを提供。
LTC5586はマイナス40−105度の動作温度範囲で仕様が規定され、1千個時の参考単価は7.79ドルからで、同社国内販売代理店各社経由で販売される。
新製品は1デシベル平坦性帯域幅が1ギガヘルツ以上で、基地局用のDPD(デジタル・プレディストーション補正)レシーバ、マイクロ波バックホール、ソフトウエア無線(SDR)など次世代5Gワイヤレス・インフラストラクチャ機器に加え、ほかの広帯域レシーバ・アプリケーションに使用できる。
RF入力ポートは非常に広帯域。一つのネットワークを用いるだけで、RF入力ポートを500メガ−6ギガヘルツで50Ωに整合させることができ、全LTE帯域と最先端の4.5Gおよび5Gの帯域(3.6ギガおよび5ギガヘルツ)カバー。また、300ヘルツ−500メガヘルツで動作させるには、コンデンサを1個追加すれば十分。
さらに、この復調器は内蔵のSPIを介して調整でき、外付けの整合部品を使用せずにLO入力を300メガ−6ギガヘルツ〓〓の任意の周波数帯域に設定できる。80dBmの高いOIP2と60dBcの側波帯抑制により、優れたレシーバ性能を保証する。
真のゼロIF設計によって、広帯域RF信号をベースバンドDC、または低IF結合に直接復調する。IおよびQの二つのチャネル間の直交関係を利用するため、両方のチャネルがその元となる全RF帯域幅の半分の帯域幅で、サンプリングされるときに得られる全ての情報を含む。その結果、A/Dコンバータ(ADC)のサンプリング・レートとコストを下げることができる。
フロントエンドにRFスイッチを内蔵。スイッチは内蔵のシリアル・バスを介して設定可能な減衰器に与えられる二つの入力の一つを選択する。フロントエンドの減衰器は利得制御範囲が31デシベル(制御ステップは1デシベル)なので、レシーバは様々な信号入力に対応できる。
|