電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
7月14日 160714_01 インターシル 半導体集積回路 汎用リニアIC 一般産業用

差動ADCドライバー内蔵の耐放射線性36V計測アンプ


 インターシルは差動アナログ/デジタル・コンバータ(ADC)ドライバーを内蔵した業界初の耐放射線性36V計測アンプを発表した。

 新製品の高性能ISL70617SEH差動入力レール・ツー・レール出力計測アンプは、通信衛星に重要な低レベル・センサー・テレメトリ・データのために業界最高のシグナル・プロセッシング性能を提供する。高い集積度とクラス最高の性能により、システムのサイズ、重量、電力(SWAP)コストの低減と製品開発期間の短縮を可能にする。

 新製品は競合製品に比べて、全てのゲイン設定で高いコモンモード除去比(CMRR)と電源電圧除去比(PSRR)を提供する。設計者は2個の外部抵抗を使い、計測アンプのゲインを0・1から1万の間で簡単にプログラムできる。

 競合製品では高線量率テストが行われているのに対し、ISL70617SEHは、宇宙環境に極めて近い10mrad/秒の低線量率テストが実施されており、ウエハーレベルで75krad(Si)まで性能が保証されている。

 インターシル独自のシリコン・オン・インシュレータ・プロセスを採用しており、重イオン環境で60MeVのシングル・イベント・ラッチアップ(SEL)耐性とシングル・イベント・バーンアウト(SEB)耐性を提供する。

 同時に発表したISL70517SEHは同様の特徴を備えているが、差動入力とレール・ツー・レール・シングルエンド出力を提供する。両製品ともに個別の電源ピンを使用し、異なる電源から入出力段への給電を可能にする。

 また、高いコモンモード電圧上で入力信号を受け取り、低電圧デバイスへのレベルシフトを可能にする。

 例えば、インターシルの計測アンプはアンプのレール・ツー・レール出力とADCの低電圧電源によって、後段のICを高電圧信号から保護できる。


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