160705_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
7月5日 |
160705_01 |
エルナー |
受動部品 |
コンデンサ |
自動車機器用 |
車載向け低ESRで高リップル電流実現のハイブリッドコンデンサ
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エルナーのハイブリッドコンデンサ |
エルナーは車載向けハイブリッドコンデンサの量産を開始した。電解液と導電性高分子を融合したハイブリッド電解質を採用したもの。車載特有の要求である耐振性を確保しており、ECUなどで採用。エルナー東北の青森工場で生産を立ち上げた。
量産を開始したのは、125度4千時間保証の「HTKシリーズ」と105度5千時間保証の「HTシリーズ」。25―80V定格で22μ―330μFをカバーする。サイズはφ8×10ミリ、φ10×10ミリ。
30G対応の耐振動構造を採用。性能では、電解質に電解液と導電性高分子を融合したハイブリッド電解質を採用したことで、導電性高分子コンデンサ同等の低ESR、高リプル電流を実現した。
また、ハイブリッド電解質によって、アルミ電解コンデンサ同等の低漏れ電流を実現したほか、電解液の低蒸散化技術、および導電性高分子の熱劣化低減技術により、高温長寿命の高信頼性を確保した。
これらの特徴が自動車電装のエンジンECU(電子制御ユニット)、電源や各種モーター制御ECU電源など、車載分野で高く評価されている。
さらに自動車電装電源においては、コンデンサ漏れ電流がエンジン停止中の暗電流の増加につながる回路もあり、コンデンサ漏れ電流の低減による消費電力の低減や各種機器の動作安定化にも貢献できる。
車載向け以外でも高耐電圧で高信頼性が求められるセットのDC―DCコンバータやスイッチング電源の小型化、軽量化、員数削減および、セットの長寿命・高信頼性化やメンテナンスフリー化にも貢献できる。
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