160629_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
6月29日 |
160629_02 |
インターシル |
ユニット |
センサーモジュール |
自動車機器用 |
EV/HEV向け12セル・リチウムイオンバテリ・パック・モニター
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ISL78610 |
米インターシルは12セル・リチウムイオン(Li−ion)バッテリ・パック・モニターISL78610を発表した。
新製品はセル・バランシング機能と高精度の電圧/温度監視機能を提供し、ハイブリッド車、プラグイン・ハイブリッド車、電気自動車のリチウムイオン・バッテリ・パックを保護する。システム設計の際、ISL78610を単独のバッテリ・パック・モニターとして使用できるほか、高精度マルチセル・バッテリ・マネージャISL78600との組み合わせにより冗長バックアップ・デバイスとしても使用することができる。
また、高い性能により高度なISO 26262自動車用機能安全規格(ASIL)Dへの適合が可能になる。
ISL78610は豊富な機能を持ち、高精度の電圧読み取り/診断機能により、最大12セルの監視とバランシングが可能。これにより、動作が正常な範囲を逸脱していることを示す「system not OK」信号の受信ではなく、絶対的な電圧レベルの情報に基づいて決定を行うシステムの設計が可能になる。
同製品は基準電圧源、14ビットA/Dコンバータ、制御とデータのためのレジスタを内蔵しているほか、2メガbps SPIインターフェイスを通じてマイクロコントローラに直接接続する。さらに四つの外部温度入力とともに、全主要内蔵機能に対する故障検出機能と診断機能を備えている。
インターシルの新しいバッテリ監視/マネジメントICは次世代車載バッテリ・パック・システムの厳格な安全、信頼性、性能要件に適合。ISL78610とISL78600はともに、オープンワイヤ、過電圧、低電圧、過温度、セル・バランシング故障などの内部/外部故障検出機能を提供し、バッテリ・パックの故障を解消する。
また、業界をリードする過渡耐性とEMC/EMI耐性を提供する独自の通信システムにより、複数のデバイスのデイジーチェーン接続が可能。最大168セルのシステムをサポートでき、自動車メーカーによる要件を上回る性能を実現できる。
同社のデイジーチェーン・アーキテクチャは低コストの容量性絶縁とツイスト・ペア・ケーブルを使用した複数のバッテリ・パックのスタックを可能にしながら、内蔵の保護機能により、ホットプラグと高電圧過渡を防止する。マスター・マイクロコントローラとの通信喪失時には、ウオッチドッグ・タイマーによりデイジーチェーン接続されたICの自動シャットダウンが行われる。
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