160624_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
6月24日 |
160624_01 |
村田製作所 |
ユニット |
電源・アンテナ・高周波部品 |
一般産業用 |
太陽光発電向け1kWで長寿命・高発電量の小型ミニインバータ
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太陽光発電向け1kW出力ミニインバータ |
村田製作所は太陽光発電向け1kW出力のミニインバータを開発した。
従来の太陽光発電向けストリングインバータ(パワコン)に比べて、小型、長寿命、高発電量を実現した。マイクロインバータと比べても高出力で電力変換効率97%と高く、メンテナンスコストが安いなど、ストリングインバータとマイクロインバータの両方の良さを併せ持つ。17年度中に国内工場で量産する予定。
建材一体化太陽光パネルをはじめ、向きが複雑で影の影響がある太陽光発電や、細かな監視や単一箇所が働かないとシステム全体の障害となるような単一障害点のないメガソーラー、カーポートやベランダなどの分散・小容量の太陽光パネル、太陽光発電キットなどに供給する。
新開発のミニインバータは独自の高効率マルチレベル回路技術を採用することにより、開発品で450×160×50ミリの小型、薄型、軽量コンパクト設計、密閉構造で出力1kWを実現した。太陽光パネルと同等の20年の長寿命設計で、管理・施工、故障への対応が容易。パネル背面または近くに設置可能。DCの長距離配線、接続箱、昇圧ユニットが不要。細かな単位で監視でき、パネルなどの設備の故障個所の特定が容易。密閉構造のためIP66防水仕様。広い動作温度範囲で耐環境性に優れている。920メガヘルツ無線通信機能も備えHEMSやBEMSとの連携が可能。
▽入力電圧80―250V▽出力電圧200V(1P3W)▽効率97%。
従来の太陽光発電ストリングインバータはストリング設計や配線工事が複雑で、影の影響を受けやすいなど耐環境性が低く、発電量の減少、発電停止、短寿命などの課題があった。
マイクロインバータは1枚の太陽光発電パネルモジュールに1台必要な欧米で普及しつつあるインバータだが、コストが高く、電力変換効率が低く、系統連系規程への対応が不十分といったことが課題になっている。
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