160622_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
6月22日 |
160622_01 |
サイプレスセミコンダクタ |
半導体集積回路 |
セミカスタムIC |
一般産業用 |
IoTアプリ向けプログラマブル・システムオンチップ(PSoC)
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PSoCアナログ コプロセッサパイオニアキット |
サイプレスセミコンダクタはこのほど、複数のセンサーを必要とするIoTアプリケーション向けに新たなプログラマブル・システムオンチップ(PSoC)「PSoCアナログ コプロセッサ」を開発した。
PSoCは、組込み設計向けフラッシュベースのフィールドプログラマブルASICともいえる同社独自のソリューション。設定可能なアナログおよびデジタル回路をマイコンとともに搭載しており、部品数の削減やシステムの簡素化を可能にする。
新製品は設定可能なプログラマブル・アナログ・ブロックと信号処理エンジンとしてARMの「Cortex―M0+」を統合。部材コストを削減すると同時にハードウエアを変更することなくセンサーの機能をアップデートできるため、センサー・インターフェイス向けアナログフロントエンド(AFE)の設計が簡素化される。
一般的にデジタルセンサーは、感度や精度など次世代システムの性能要件を満たすことができず、一方でアナログセンサーは設計するのは難しいという課題があった。アナログセンサーを使用するシステムはAFE、アナログフィルタ、アナログ・デジタル・コンバータ(ADC)および信号処理を実行する複数のICが必要なため、コストと実装面積も増えてしまう。また、センサーアプリケーションは製品開発サイクルが短く、エンジニアは新しい機能を迅速に追加する必要があった。
同製品はプログラマブル・アナログ・ブロックと専用ツールを使用する事でアナログセンサーベースのシステム設計を容易に行うことができる。最大38個のアナログセンサーをサポートでき、ホストプロセッサのソフトウエア変更なしにセンサーの機能と性能を更新できるようにした。
同製品は3.7×2.0ミリメートルのCSPで提供。現在、サンプル出荷中で、16年第4四半期に量産出荷開始を予定している。
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