NFC対応で高速印字タイプバッテリ駆動2インチ携帯サーマルプリンタ

富士通コンポーネントのサーマルプリンタ

　富士通コンポーネントはＮＦＣ（近距離無線通信）に対応した、１２０ミリメートル／秒の高速印字タイプバッテリ駆動２インチ携帯サーマルプリンタ「ＦＴＰ―６２ＨＷＳＬ００１」を開発し、今月から販売開始する。
　新製品は、新規開発したプリンタメカニズム「ＦＴＰ―６２ＨＭＣＬシリーズ」を搭載。バッテリの２セル化対応、部品の最適配置により、最大印字速度１２０ミリメートル／秒の印字高速化を実現した２インチ携帯サーマルプリンタ。

　ＮＦＣ対応チップを内蔵しており、ＮＦＣリーダーを搭載した端末を同プリンタにかざすことで、プリンタのシリアル番号やブルートゥースアドレスを読み取ることができる。端末側でこれらの情報を利用して機器管理やブルートゥースペアリングを行うアプリケーションを作成することで、ブルートゥースペアリング時に必要とされる煩雑な操作を不要にするなど利便性を向上できる。

　ｉＯＳ端末やアンドロイド端末のどちらにも接続が可能。同社ソフトウエアライブラリを利用することで、アプリケーションを簡単に作成できる。

　用紙は通常の感熱紙のほかにラベル用紙にも対応し、用紙セットはイージーローディング機構により容易。外形寸法８６×１０３.５×４４ミリ、重量３０５グラムと小型軽量で、１.５メートルの落下に耐える堅ろう性を備えるため、ルートセールスの納品書や宅配便の荷受けラベルなど幅広い用途で利用可能。オープン価格。