車載用や高速バーコードスキャン等に最適なCMOSイメージセンサー

　米オン・セミコンダクターの日本法人オン・セミコンダクター（東京都台東区）は画像センシング技術をさらに大きく前進させるＡＲ０１３５グローバルシャッタＣＭＯＳイメージセンサーを発表した。

　３分の１インチ１.２メガピクセルのＡＲ０１３５センサーは自動車用イメージング、高速バーコードスキャン、仮想現実や３Ｄ感知などの新たなアプリケーションに求められる厳しい要件に対処できるよう設計されている。同センサーを搭載したカメラは、高速で動くシーンを「静止」させ、パルス光源と効果的に同期を取ることができる。

　ＡＲ０１３５センサーには、新しい革新的なグローバルシャッタ・ピクセル設計が組み込まれており、前世代の製品と比較して、１０分の１低い暗電流と４倍高いシャッタ効率を実現。低光量でも明るい環境でも、また高温環境においても鮮明で低ノイズのイメージを生成できる。

　この性能により、次世代の自動車の車室内システムで必要となる、目の動きや身振りを感知する機能を実現した。また、バーコードスキャン・システムでは感知速度を向上する。