小型モバイル向けバッテリ接続用大電流対応FPC対基板新型コネクタ

ＳＭＫのバッテリ用コネクタ

　ＳＭＫは１８日、小型モバイル機器のバッテリ接続用大電流対応ＦＰＣ対基板コネクタ「ＦＢシリーズ」に新規構造を採用した「ＦＢ―８シリーズ」を開発し、製品レパートリを拡充したと発表した。製品の小型・薄型・大電流化を実現する。

　新製品は、業界最低背クラスの嵌合高さ０.６ミリ、外形サイズも幅４.３５ミリ×奥行き２.３ミリと省スペース化を実現した。バッテリの多機能化に伴う信号極増加要望にも対応し、信号極を従来品の２ピンから４ピンへ多極化した。電源端子部の定格電流は８Ａに対応し、モバイル機器の小型・薄型化・大電流化設計に貢献する。

　特徴は、電源端子部は８.０Ａの大電流に対応。ホールドダウンおよび接点端子部にロック構造を採用しており安定した挿抜力を実現する。極数は６Ｐ（信号極４Ｐ、電源２Ｐ）を準備し、バッテリの多機能化に貢献する。ＲｏＨＳ指令適合品。

　用途はスマホ、タブレット端末、ウエアラブル端末など。サンプル価格は１００円。生産能力は月産４００万個。

　主な仕様は、極数は６ピン。定格電流８.０Ａ（電源ピン）／１.０Ａ（信号ピン）。接触抵抗５ｍΩ以下（電源ピン）／３０ｍΩ以下（信号ピン）。絶縁抵抗ＤＣ２５０Ｖ（２分間）／１千ＭΩ。耐電圧ＡＣ２００Ｖ（１分間）。使用温度範囲マイナス２０―プラス８５度。