最高使用温度200度の導電性接着剤対応の積層セラミックコンデンサ

導電性接着剤対応積層セラミックコンデンサ

　村田製作所は最高使用温度２００度の導電性接着剤対応の積層セラミックコンデンサ「ＧＣＢシリーズ」を開発した。

　車載電装部品に求められる信頼性試験規格ＡＥＣ―Ｑ２００に準拠した自動車のパワートレイン、セーフティ機器向け。自動車のエンジンルーム周辺など過酷な温度環境に搭載される機器向けに供給する。既にサンプル出荷を開始、１６年中に量産を始める予定。

　１００５と１６０８の２サイズをそろえた。定格電圧１０─１００Ｖｄｃ、静電容量１千ｐＦ─０.４７μＦ、温度特性Ｘ８Ｒ／Ｘ９Ｍ、使用温度範囲Ｘ８Ｒ品がマイナス５５─プラス１５０度、Ｘ９Ｍ品がマイナス５５─プラス２００度。

　ＧＣＢシリーズは温度変化による基板と部品の膨張伸縮が引き起こすストレスを緩和し、高い温度サイクル寿命を有する導電性接着剤に対応し、高い接合信頼性を実現した。外部電極に新開発のニッケル／パラジウム電極を採用。２００度の高温環境下でも導電性接着剤との接合信頼性を高めた。同社従来品「ＧＣＧシリーズ」に比べて端子電極の耐腐食性に優れている。