電波プロダクトニュース



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日付 メーカー名 製品分類 分類 用途
2月11日 160211_01 ヨコオ ユニット その他 一般産業用

小型CCD用カメラの光源市場向け超小型LEDリングライト


ヨコオのLEDリングライト

 ヨコオは小型CCD用カメラの光源市場向けに、高性能「CCDカメラ用超小型LEDリングライト」を武蔵電機(埼玉県新座市)と共同開発した。

 小型CCDカメラ用光源は、省スペース、高輝度、高耐久性が強く求められている。特にデンタルや内視鏡などの医療機器に搭載される光源には、ハロゲンランプに代わり交換不要なLED光源が広く採用されているが、これらに用いられるLEDリングライトは樹脂基板上に搭載されたLEDチップからの光を、光ファイバケーブルを介して照射するのが一般的だった。

 だが、こうしたLEDリングライトは、小型化は可能でも、光ファイバケーブルで生じるロスにより、照射部で得られる輝度が低くなり、耐久面でもオートクレーブに対応できないなどの課題があった。

 この課題に対して、同社はLTCC基板メーカーとして、樹脂基板に代えて耐久性に優れた同社製セラミックのLTCC基板を採用し、光学特性に優れた超小型LEDリングライトを企画、武蔵電機とともに製品化した。

 武蔵電機は、主にLED照明/商品事業を展開し、自社ブランド製品の設計・製造・販売を行っている。製品化に当たっては、ヨコオがLTCC基板の設計と生産を、武蔵電機がLEDの実装および封止までのパッケージング開発を担当。

 今回の開発品は、高反射率(95%)材で構成されたLTCC基板上に複数個のLEDを搭載したもので、光ファイバケーブルを介することなくCCDカメラの直下に配置が可能。従来品のLEDリングライトに比べ、約20%強の照度アップを実現した。

 特徴は、高反射率材で構成された超小型(φ5.5ミリ)LTCC一体構造基板に複数個のLEDを搭載し、高輝度を実現。高耐久性(オートクレーブ800回パス)を有し、過酷な環境下での使用に最適。

 既にサンプル評価中で、16年度上期には月産3千―5千個の量産を予定している。販売はヨコオが行う。


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