160129_02
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
1月29日 |
160129_02 |
イリソ電子工業 |
接続部品 |
コネクタ・プラグ・ジャック・ソケット |
一般産業用 |
自動実装ニーズに対応の産業用ロボット適合コネクタ
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由木 社長 |
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ロボット生産に適したフローティング
コネクタ |
イリソ電子工業は産業用ロボットでの自動実装ニーズに対応する「ロボット適合コネクタ」コンセプトを立ち上げた。顧客のロボット生産における課題を解決する製品として、提案を強化する。「フローティング技術を活用した位置ズレ吸収や、FPCのロボット挿入、独自の2点接点技術による異物対応などの様々な技術の組み合わせで、顧客の課題解決につなげる」(由木幾夫社長)。
ロボット生産は組み立て品質、生産タクトの安定化、労働賃金上昇に貢献するが、一方で異物付着や実装・嵌合ズレ、不完全嵌合などの不良が発生する場合もある。同社のロボット適合コネクタは、これらの課題を解決するロボット生産に適したコネクタ。
同社のロボット適合コネクタは(1)「フローティング」(2)「Auto I―Lock(オートアイロック)」(3)「2点接触」の三つの技術で構成される。
フローティングテクノロジーは、嵌合時の接続面が可動するフローティング構造で基板位置ズレを吸収し、はんだ付け部のストレスを軽減する技術。同社はフローティングコネクタで業界随一のバリエーションを持ち、77シリーズ、604種類、249通りの組み合わせで顧客ニーズに対応する。「当社は、過去からフローティングコネクタの豊富な品ぞろえを持ち、累計23億個ぐらいの出荷実績がある」(由木社長)。
フローティングコネクタの新製品として、X軸―Y軸の可動に加え、接点が固定されたままZ軸が可動する「Z―Move(ジィームーブ)」コネクタを開発、15年から量産開始した。振動周波数高域での共振による微小な基板振幅を吸収可能。車載搭載可能な重要保安部品基準をクリア。作業性、信頼性を大幅向上できる。
オートアイロックは、FPC/FFCカードを挿入すると自動にロックされる技術。これまでFPC/FFCカードはロボット組み立てが不可能とされ、FPC/FFCコネクタの嵌合では両手での作業が通常だった。斜め挿入や不完全嵌合が生じても分かりにくく、検査工程が必要だった。同社のFPC/FFCコネクタ、オートアイロックは、FPC/FFCカードを挿入すると自動でロックされるため確実に嵌合でき、ロボット組み立てが可能となる。
2点接触コネクタは、同一線上に二つの接点の構造を持つコンセプト。独自の2点接点技術(タンデム接点)により、浮遊物や飛散したフラックスの異物の除去、確実なワイピングで、安定した接触を実現する。付着物の上に片方の端子接点が乗り上げても、コネクタの片方の端子が確実に導通して接触不良を防止。接触信頼性が向上し、歩留り改善でトータルコストダウンに貢献する。
同社は、これらの三つのテクノロジーを、産業用ロボットでの自動実装を行う様々な市場向けに提案していく。
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