160129_01
日付 |
メーカー名 |
製品分類 |
分類 |
用途 |
1月29日 |
160129_01 |
アイチップス・テクノロジー |
半導体集積回路 |
専用IC |
デジタル情報家電用 |
R、G、B単色で4K画像の画像歪補正を行う画像処理LSI
|
柳井 社長 |
アイチップス・テクノロジー(兵庫県尼崎市、柳井明弘社長)は、業界で初めて4K画像の画像歪補正(ワーピング)とエッジブレンディング処理をR、G、Bの単色で行える画像処理LSI「IP00C790」を開発した。
25日からエンジニアリングサンプルの出荷を開始した。サンプル価格1万5千円(税別)。496ピンプラスチックBGAパッケージで7月から量産を開始する。
同社は画像の拡大・縮小、IP変換、色補正、画質調整などの画像処理LSIを得意とするファブレスの半導体設計開発会社。プロジェクタやモニターなどの産業ディスプレイ向けに供給中のワンチップの2K画像対応ワーピング・エッジブレンディングLSIの技術をベースに今回、ワンチップで4K画像対応のワーピングとエッジブレンディングが可能な画像処理LSIに仕上げた。
柳井明弘社長は「新開発のIP00C790を3板式、単板式のプロジェクタに使えば4K画像の歪を抑えて高品位な4K画像を表示できる。壁やビルなど、凹凸があるものにでも画像歪の少ない高品位な4K画像を映し出せる。複数のプロジェクタから映し出す4K画像を継ぎ目なく明るさも均一な一つの4K画像として表示することも可能だ。R、G、Bの3個使用することでカラー4K画像に対応できる。2K、4Kプロジェクタに必要なスケーラLSIを全てラインアップできた」と話している。
前段に同社の4KスケーラLSI「IP00C734」を直結すれば容易に4Kシステムを構築できる。フレームメモリー内蔵で4層基板での設計が可能となり、コスト削減が図れる。画像入力は10 ビット 、40 ビット のR、G、Bの単色データ。画像出力は10 ビット のR、G、Bの単色データ。画像サイズは画像最大有効領域4096×2160。
縦、横16画素ごとに座標を決める歪補正座標テーブル参照方式を採用し、ユーザーがRAMに書き込んだ歪補正データ通りに画像を変形させて画像の歪補正を行う。画像歪補正量は水平線/垂直線が45度傾く量まで補正可能。回転角45度まで任意に回転させることができ、90度回転などと組み合わせ、360度の任意に画像回転角度を変えられる。ビデオウオールやデジタルサイネージで、制約なしに画像を任意に回転させるシステムを実現できる。
|