車載電子部品規格準拠の積層セラミックコンデンサ

村田製作所の自動車グレード積層セラミック コンデンサ「ＧＲＴシリーズ」

　村田製作所は車載電子部品規格ＡＥＣ―Ｑ２００に準拠した自動車グレードの積層セラミックコンデンサ「ＧＲＴシリーズ」を開発し、量産を開始した。

　温度補償用で２９９品番、高誘電系で５１９品倍の合計８１８品番をラインアップした。ＡＥＣ―Ｑ２００準拠を求められるインフォテインメントやカーナビ、オーディオ機器などのコンフォート機器のさらなる信頼性向上、小型化が図れる。

　従来のＧＲＭシリーズで５回だった温度サイクルを１千回に、耐湿負荷も４０プラスマイナス２度の試験温度を８５プラスマイナス２度に、９０―９５％ＲＨの試験湿度を８０―８５％ＲＨに、５００時間の試験時間を１千時間にした試験条件をＧＲＴシリーズはクリアしている。

　外形寸法は０６０３／１００５／１６０８／２０１２／３２１６／３２２５の６サイズ。

　▽定格電圧４―１００Ｖｄｃ　▽温度特性Ｘ５／Ｘ６／Ｘ７／Ｃ０Ｇ　▽容量偏差プラスマイナス０.２５ｐＦ、プラスマイナス０.５ｐＦプラスマイナス５％、プラスマイナス１０％、プラスマイナス２０％　▽使用温度マイナス５５―プラス８５度（Ｘ５Ｒ）、マイナス５５―プラス１０５度（Ｘ６Ｓ）、マイナス５５―プラス１２５度（Ｘ７Ｒ、Ｃ０Ｇ）。