SSDやカード型機器向け厚さ2.2ミリで220mFの電気二重層キャパシタ

電気二重層キャパシタＤＭＴシリーズ 容量２２０ｍＦ品

　村田製作所はこのほど、電気二重層キャパシタＤＭＴシリーズで、新たに薄型の２２０ｍＦ品を商品化した。

　電気二重層キャパシタは、セラミックコンデンサや電解コンデンサなど従来のコンデンサに対して大容量で、かつ電池に対して長い寿命を有した蓄電デバイス。

　同社の電気二重層キャパシタは、業界最高レベルの低ＥＳＲを実現している。ラインアップには、広い使用温度範囲と高信頼性が特徴で幅広い用途に適用可能なＤＭＴシリーズと、１００ｍΩ未満の超低ＥＳＲで高出力が特徴のＤＭＦシリーズがある。

　近年、ＳＳＤやカード型機器などで薄型化のニーズが高まっている。これらのニーズに対応するため、ＤＭＴシリーズのラインアップに、従来品より薄型の容量２２０ｍＦ品を追加した。これにより、様々な薄型機器の小型化や電源の安定化による性能向上に貢献する。

　主な特徴は、製品厚さ２.２ミリメートルの薄型かつ、大容量２２０ｍＦと低ＥＳＲ３００ｍΩを実現。従来のＤＭＴシリーズと同様に使用温度範囲が広く、長寿命のため、様々な機器のバックアップやピーク出力補助に適用できる。

　用途は、エンタープライズＳＳＤのバックアップおよび各種バックアップ、電池駆動の各種薄型機器（ＲＫＥ、スマートキー、データトラッキング機器、カード型機器など）のピークアシスト、ワイヤレスセンサーノードなどの通信機器の通信出力のピークアシスト、各種ビーコン用の補助電源。