モバイル機器のバッテリ接続用小型FPC対基板コネクタ

ＳＭＫのＦＰＣ対基板コネクタ「ＦＢ―４Ａ」

　ＳＭＫは１４日、小型モバイル機器のバッテリ接続用に、実装面積を同社従来品比で約２０％削減したＦＰＣ対基板コネクタ「ＦＢ―４Ａ」を開発し、ＦＰＣ対基板コネクタの製品レパートリを拡充した。

　近年、スマホではバッテリ大容量化・内蔵化が進んでおり、同社も各種小型ＦＰＣ対基板コネクタを納入している。また、セットの小型化も進み、大電流に対応した省スペース品の要望が増えている。

　新製品は嵌合高さ０.９ミリメートル、定格電流１０Ａに対応した小型バッテリ接続用コネクタ。固定用のホールドダウン部に電流を流す構造を採用することで、安定した嵌合保持力を維持しながら同社従来品「ＦＢ―４」比約２０％減の実装面積を実現し、セットの小型・薄型化に貢献する。

　特徴は定格電流１０Ａに対応（電源ピン４Ｐ使用時）。嵌合高さ０.９ミリメートル、横幅４.８ミリメートル、奥行き２.８ミリメートルの小型・省スペース品。

　用途はスマホ、タブレット端末、ウエアラブル端末。

　サンプル価格は２００円。生産能力は月産１００万個。

　主な仕様は、定格電圧電流ＡＣ／ＤＣ２０Ｖ、５Ａ（電源極）／０.２Ａ（信号極）。絶縁抵抗ＤＣ２５０Ｖ／２ｍｉｎ　１０００ＭΩ。耐電圧ＡＣ２００Ｖ、１分後　遮断電流２ｍＡ。使用温度範囲マイナス２５―プラス８５度。